坐骨神経痛
- 腰部・おしりに痛みがある
- 足に痺れ・痛みがある
- 長時間同じ姿勢でいると辛い
- おしりの外側から足にかけてピリピリ痛い
概要|坐骨神経痛
「坐骨神経痛」とは
病名ではなく症状の総称です。
人体の中で最も太い神経で
「腰から足にかけて伸びているもの」が坐骨神経で
その神経が様々な原因によって圧迫・刺激されることによって
痛みやシビレなどを起こします。
主に腰痛や臀部・太ももの裏・太ももの外側・ふくらはぎやすねの外側などにシビレが出やすいです。
これらの症状をまとめて坐骨神経痛といいます。
原因|坐骨神経痛
原因となる疾患は様々ですが
主な原因として3つあります。
→長時間同じ姿勢でいたり、スポーツでの繰り返しの衝撃により
髄核から飛び出し、神経を圧迫することで症状が発症します。
20~40代(若い男性)、喫煙者、前かがみ・中腰姿勢が多い方に好発します。
→骨の変形や靭帯の肥厚により脊柱管が狭くなることで
神経が圧迫されて発症します。
50歳以上に起こりやすく、男性に多いです。
重い荷物をよく運ぶ人、身体を酷使し腰に負担がかかりやすい人にも見られます。
→坐骨神経が骨盤と梨状筋とのトンネルの所で
梨状筋が硬くなり神経が圧迫されて発症します。
日常的な姿勢不良がみられる方、ガニ股(股関節外旋位)の方、
オーバユース等で見られます。
その他にも
すべり症、分離症、糖尿病、動脈閉塞、婦人科疾患
運動不足や先天的な変形などでも起こります。
病気や怪我だけでなく、普段の生活の中で行う行動・癖でも起こり得ます。
症状|坐骨神経痛
どの疾患の原因だとしても共通して現れる症状が痺れです。
痺れは主に臀部、太ももの裏・外側、ふくらはぎやすねの外側に発生します。
ヘルニアや狭窄症が原因の場合は
腰痛、神経痛が生じます。
ひどくなると下肢の運動麻痺、尿閉、尿・便失禁などが生じることもあります。
仙骨神経叢で坐骨神経が絞扼されると
臀部のみだけでなく、会陰部、下肢にシビレが生じ
トレンデレンブルグ徴候という筋の麻痺がおこることがあります。
治療|坐骨神経痛
当院では坐骨神経痛に対して次の方法でアプローチしています。
・ASTA鍼(神経を圧迫している原因を取り除くことで、炎症や痺れ、痛みを緩和)
・ASTA矯正(身体の歪みを整えることで神経症状や痛みが出にくい身体をつくっていきます)
※神経症状や痛みが強い時に矯正治療を行ってしまうとかえって痛みが強くなってしまう場合がありますので症状が落ち着いてから矯正治療を行うことが多いです。
また、
・長時間同じ姿勢を取らない
・足を組まない
・前かがみ(猫背)姿勢にならない
・腰を反りすぎない
・重い物をあまり持たない
・適度な運動
・体重が増え過ぎないように心がける
などもとても大切なことです。
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